Vox Mediaは今日のCondé Nastであるという記事。Vox Mediaはご存知の通り、VoxやRe/code、SB Nation、そしてThe Vergeなどのメディア・ブランドを有する新興企業。

一方でCondé Nastは、VOGUEやGQ、Wired、Vanity Fair、そしてThe New Yorkerなどトップクラスのメディア・ブランドを保有する老舗の大御所。

両者を比べるのは、よくある論考といえばよくある論考だとは思いますが、資金調達の噂もあり、Vox Mediaに注目が集まっているわけです。

個人的にはVoxの戦略は正しいと思います。BuzzFeedやHuffPOのAOLに対抗する上で、バーティカルに切った専門メディアを立ち上げる方法は、有効なはずです。

しかし一方で、それはライバルとの消耗戦になることも事実です。アメリカ(というより英語圏)だからこそ出来る戦略な気もしますし、Condé Nast が紙でやった様に、高単価での広告を獲得できないと、ビジネス的には厳しそうです。

その意味で、Voxが動画に注力するのは合理的です。ある程度ユーザー規模が小さくとも、バーティカルに集めたユーザーに対して、リッチな動画広告を提供する、という戦略が取れるからです。

その意味で、同社はBuzzFeedとともに、資金調達の行方に注目が集まっているVoxですが、両者のメディアとしての性質はかなり異なるわけです。

http://digiday.com/publishers/agency-view-vox-media-modern-day-conde-nast/

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石田 健

石田 健

株式会社マイナースタジオ代表取締役CEO。同社を創業後、2015年に株式会社メンバーズ(東証一部)に企業売却。早稲田大学政治学研究科修士課程修了(政治学)。関心領域は、メディア論や政治思想など。Twitter : @ishiken_bot