2015年を振り返って(個人的雑感)

テック, メディア

公開日 2016/01/01 06:25,

更新日 2016/01/01 06:25

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今年も、THE MEDIA HACKをご覧いただきありがとうございました、編集長の石田です。

2015年は個人的にも、会社的にも大きな変化がありました。

もっとも大きなものは、弊社MINER STUDIO社のメンバーズ社へのグループ参加です。

プレスなどを通じて発表させていただいた通り、10月1日をもってMINER STUDIO社(旧アトコレ社)は株式会社メンバーズ(名証セントレックス2130)のグループ企業になりました。

まず、今回の件につきまして、関わっていただいた皆様には、感謝してもしきれません。

メンバーズ社の社長をはじめとする、ともにお仕事をしてる皆様に対する感謝は言うまでもなく、これは今後の成果によって示していければと思います。

そして、弊社の株主であるサムライ・インキュベートの榊原さんには、長い間本当にお世話になりました。

そもそもアトコレ社としてはじめた会社が、あっという間に代表が辞任し、チームはほぼ解散、しばらく表にも出ず、粛々とやり続けた間にも、常に応援してくださったことは、本当に本当に頭が上がりません。

市況感とチームと事業が揃うまでは、ぐっと我慢しようという意思決定をおこない、自分はしばらく大学院で研究を続けつつ、そして1年前からやっと本腰を入れて事業をはじめた時まで、ずーっと「イシケンなら行ける!」と言い続けてくださったことが、何より一番の(榊原さんらしい)インキュベーションでした。

「学生起業だから(無責任なのは仕方ないよね)」とか「アトコレってつぶれたんでしょ?」とかいう外野の声がいくつもあった中で、自分は全く気にしていないのに、むしろ榊原さんがそういう声に反論してくれたことは、心から嬉しかったです。

チームができ、少しずつ成果がではじめた中で、榊原さんが、「やっぱイシケンはいける!」と自分のことのように喜んでくれたことは、本当に本当に嬉しかったです。VCとの付き合い方は、人によって色々あるかと思いますが、自分の意思決定を100%尊重してくれ、何にも言わずに、ただただ「イシケンならいけるやろ!」と繰り返してくださった榊原さんは、自分にとっては、最高のVCでした。

VCと起業家の関係として、きちんとリターンをお返しできたことは本当に良かったというのは前提として、今後も、もっともっと色々な形で榊原さんに恩返ししていきたいなあと思っています。

現在でも、シリコンバレーに次ぐ第2のスタートアップ都市で、圧倒的な日本人としてのプレゼンスを誇る榊原さんは、めちゃめちゃリスペクトの対象です。

言うまでもなく、未来が不確定の中で、ジョインしてくれたチームのメンバーにも感謝しかありません。

素晴らしい環境や年収などを捨てて、何もない会社に参画してくれた共同創業者は、参画する前に「アトコレは、終わったからやめたほうが良いよ」というアドバイスを(僕自身も全く面識のない方から)受けていたそうですが、「そんなことは関係ない!」と言わんばかりに意思決定をおこない、見事にこのチームを成長に導いてくれました。

彼がいなければ、ここまで来ることはなかったでしょう。

新卒で弊社に参加してくれたメンバーは、僕たちがまだオフィスもない時から、黙々と仕事を進めていました。彼の胆力は、僕自身もリスペクトしていますし、今後の成長が本当に楽しみです。

あとは、俺が大学院に行こうが会社をはじめようが、黙って応援してくれた家族や身近な人にも頭が上がりません。

そしてご存知、旧アトコレメンバーに対しても同じ気持ちです。自分が起業するきっかけとなったしゅーぞーや、大成功を収めたあやたん、そして自分が最も尊敬する後輩の河合さんまで、彼らがいたから、結果的に会社をはじめてここまで来ました。

彼らが再挑戦をはじめた時期より、研究に向かっていた僕は、2年くらい遅れてのスタートでしたが、素晴らしいメンバーに恥ずかしくないよう、ここから頑張っていこうとおもいます。

それから、地味に大学院の恩師や仲間にも感謝しています。早稲田大学政治学研究科は、まじで学問的な刺激に満ち溢れ、そこにいる人々は本当に最高でした。

すさまじく雑な修論をぶん投げ、謎に大学院から出て行った自分ですが、いつか学問的な貢献をするべく、博士課程に戻りたいと心から思っています。

さてさて。いずれにしても、会社としては今年からやっとスタートラインに立てたということが、最も良かったポイントだと思っています。

つい先日まで大学院で研究していた自分にとっては、まだまだビジネスパーソンとしては、学ぶべきことが山ほどあります。もちろん、そのことで結果を出すことから遠ざかるつもりはありませんが、今後は誰よりも勉強しなくてはいけないことがあるのも事実です。

引き続き、というよりも、これから、より良いチームをつくって、最高の結果を出していくために、気を引き締めてやっていかなければと思っています。そして、今回がスタートラインであることを何よりも理解しているチームがつくれたことは、この上ないチャンスだとも思っています。

とはいえ、そんな2015年でしたが、あまり成果としては満足のいくものではありませんでした。

会社的には、もっとももっとストレッチさせた成長ができると認識していながらも、手探りな状態が続いていました。それはひとえに、俺の力不足であり、努力不足であるので、怠惰な姿勢を猛反して、2016年は頑張ってまいりたいと思います。

ということで、MEDIA HACKらしく、最後に2015年のメディアの有り様と来年の見通しでも書こうと思ったのですが、長くなったので、そちらは記事を分けてお送りします。

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