Netflix、130カ国で(まさかの)一斉サービス開始!中国などを除くほぼ全世界で利用可能に

公開日 2016年01月07日 15:50,

更新日 2021年10月15日 19:45,

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1月6日、(日本時間では一月七日)Netflixが130カ国で新たにサービスを開始しました。

昨年末までに、日本を含む60カ国に進出していたNetflixですが、今回の新たなサービス開始で、190の国(と地域)で利用が可能になります。

CEOによる電撃発表

Netflixのリード・ヘイスティングスCEOは、ラスベガスのイベントで基調講演を行っていました。

その講演の中で、ヘイスティングス氏は突然以下のような発言をしました。

「Netflixが進出していない国に行くと、いつも聞かれるんですよ。『いつここでは使えるようになるんだい?』とね。ネットには国境がありませんから、Netflixが使えない国の人たちも、弊社のオリジナル番組の名前をよく知っているんです。『ナルコスが早く見たい!』と言われるんですね」

「本日、私が今こうしてこのステージにいるこの瞬間、(つまりたった今)Netflixはアゼルバイジャン、ベトナム、インド、ナイジェリア、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、韓国、トルコ、インドネシアをはじめ、計130カ国でサービスを開始致しました!この場で発表できることをとても嬉しく思っています!」

この発表の直後、会場の聴衆から一斉に拍手が起こります。

「グローバルなテレビネットワークの誕生」を宣言:中国への進出は叶わず

ヘイスティングス氏は以下のように続けます。

「みなさんもうお気づきだと思いますが、本日の新たなサービス開始を機に、Netflixは、ほぼ全世界でサービスを提供することになります。しかし、その中には、中国は入っていません。しかし、中国は弊社がいつかサービスを提供したいと想っている国の一つでもあります。」

中国への進出を果たせなかったことへの無念さを滲ませつつ、ヘイスティングス氏は続けます。

「本日のこの瞬間、みなさんはグローバルなテレビネットワークの誕生を目撃しています。世界中のお客様に、弊社の世界中のオリジナルコンテンツをお届けできるグローバルなネットワークが誕生したのです。

シンガポールにいようが、ソウルにいようが、どこにいても、あなたはこのインターネットテレビ革命の一員になれるのです!」

韓国語、中国語、アラビア語での対応を開始

ヘイスティングス氏の講演終了後、Netflixは以下の動画を発表。世界展開の開始をPRする内容となっています。

そしてNetflix側も公式声明を発表し、今回の世界進出を発表しました。

また、この声明の中で韓国語、中国語(簡体字、繁体字共に対応)、アラビア語でのサービス開始を発表。今回進出した各国の大半はまだ英語でのサービス提供になるとのことですが、徐々に多言語対応を進めていくとしています。

声明でもヘイスティングス氏の講演と同様、「中国進出に向けて模索を続けていく」と明記しています。なお、台湾や香港では6日にサービスを開始しています。

また、声明の中で、「アメリカ政府が自国の企業に課している規制により、シリアとクリミア、北朝鮮への利用はまだ可能になっていない」と明記しています。

どうやら、本気で世界進出を狙っているようです。(もう可能な所は制覇したようにも思えますが..)

参考記事

http://www.geekwire.com/2016/netflix-launches-in-130-countries-ceo-reed-hastings-calls-it-the-birth-of-a-global-tv-network/

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著者
編集長
1989年東京都生まれ。2015年、起業した会社を東証一部上場企業に売却後、2020年に本誌立ち上げ。早稲田大学政治学研究科 修士課程修了(政治学)。Abema TV『ABEMAヒルズ』、日テレ系『スッキリ』、現代ビジネス、TBS系『サンデー・ジャポン』などでもニュース解説をおこなう。関心領域は、メディアや政治思想、近代東アジア、テクノロジー時代の倫理と政治など。
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