Politicoの創業者で現CEOのJim VandeHei氏が、大統領選挙終了後に、Politicoを退社する意向であることが明らかになりました。
また、Politico創業時からPoliticoを支えてきた政治記者のMike Allen氏らをはじめとする、他の幹部のメンバーも、VandeHei氏に追従して退社する意向を明らかにしています。
創業から9年目迎えるPoliticoですが、一体何があったのでしょうか?
「新たな冒険を求めて..」
1月28日、VandeHei氏は社員向けに発表した声明の中で、今年のアメリカ大統領選挙終了後にPoliticoを退社する意向であることを正式に表明。
また、COOのKim Kingsley氏、最高売上責任者(CRO)のRoy Schwartz氏、上級副社長のDanielle Jones氏、そしてAllen氏も「これからは彼ら自身の新たな冒険を求めることになった」として、退社する意向であることを明らかにしました。
大統領選挙の投票は11月に実施されますので、退社は11月ごろになるものと思われます。
関係者は、ハフポストのUS版の取材に対し、「オーナー側と、予算の使い方についてかなりもめていた」と語っています。
新規メディア(ベンチャー)立ち上げ?政界進出?:退社する幹部たちの今後
先ほどの関係者は、退社するメンバーが、新たなメディアの立ち上げを目指しているとも語りました。
「マイク(Allen氏)は、他の退社する面々と一緒に、新しい報道機関を立ち上げると言っていた。ただし、Politicoのライバルになるようなメディアを立ち上げることは考えていないようだ」(関係者の発言)
加えて関係者は、 VandeHe氏が、「地元のウィスコンシン州から選挙に出馬する意欲があるということも語っていた」と証言しています。
VandeHe氏自身は、声明の中で「退社後は新たなベンチャーを始めることを計画している」と語っています。
VandeHei氏とAllen氏は、 Politicoの立ち上げメンバーであると同時に、Politicoで最も人気の高いブロガーでもあります。
創業者であり、人気ブロガーの彼らが去った後のPoliticoの行方に注目したい所です。(最も、彼らの退社前には、大統領選という長い目玉イベントが控えていますので、「そんな先のこと言っている暇ない!」という心境かもしれませんが..)