ニュースアプリCirca、夏に復活予定:でもどうなの・・・?

公開日 2016年07月04日 20:06,

更新日 2016年07月04日 20:06,

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公式サイトでもすでにアナウンスされていますが、昨年シャットダウンしてしまったニュースアプリCircaが、今年の夏に復活します。

Circaといえば、人力の編集部によってニュースが編成され、カード形式のモバイルフレンドリーなUXが(主に業界人から)受けていましたが、資金難に直面して閉鎖。ところが、アメリカ大手Sinclair Broadcast Groupの支援を受け、John Solomon氏をChief Creative Officerとして再スタートを切るようです。

Solomon氏は、Washington TimesでVPを務めた人物で、Circaをモバイルとソーシャルメディアを重視した動画メインのサービスとして生まれ変わらせる方針。70名ほどのジャーナリストも雇用していく予定なんだとか。

その成否は不明

個人的にCircaは好きなサービスでしたが、現状の方針ではあまりうまくいくイメージが湧いていません。すでに、モバイル×動画の分野ではNowThisなどがいますし、大手メディアも十分にモバイル・ソーシャルメディア最適化を進めているからです。もちろん動画含め。

TV局というアセットがある中で、一定以上の成果は見せるかもしれませんが、それをCircaブランドでやる必要があったかというと、よくわからないという感じです。

そういえばPrismaticも

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ちなみに、ニュース分野で好きだけど閉鎖してしまったサービスとしてはPrismaticがあります。

両者ともに(そのままだと)マネタイズが見えずらくアップサイドも見えやすいサービスではあるので、市況感を考えると、シャットダウンしても全然おかしくないサービスではあったとは思います。

とはいえCircaもPrismaticも、コンテンツ・デリバリーのあり方について、実験的な試みをしたプロダクトであったとは思います。また今後、よりAIに注力し、コンテンツ・デリバリーについて新たなアプローチを取るような類似サービスは出てくるはずです。

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著者
編集長
1989年東京都生まれ。2015年、起業した会社を東証一部上場企業に売却後、2020年に本誌立ち上げ。早稲田大学政治学研究科 修士課程修了(政治学)。Abema TV『ABEMAヒルズ』、日テレ系『スッキリ』、現代ビジネス、TBS系『サンデー・ジャポン』などでもニュース解説をおこなう。関心領域は、メディアや政治思想、近代東アジア、テクノロジー時代の倫理と政治など。
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