「朝鮮人虐殺の報告書を削除」は朝日新聞による誤報? [ニュース・追記あり]

政治・国際関係

公開日 2017/04/20 06:24,

更新日 2017/04/20 06:24

無料記事

政府調査会の災害に関する報告書が内閣府サイトから削除されていると朝日新聞が報じた問題で、削除は「サイト・リニューアルによる一時的な閲覧不可」だと政府が否定した。

政府関係者は、抗議によって朝鮮人虐殺の報告書が削除されたという同紙の説明は「事実と異なる」と述べている。

背景・経緯

報道は誤報?

  • 報道に対して内閣府や菅官房長官は、意図的な削除ではなく一時的な閲覧不可だと相次ぎ否定。後藤隆昭内閣府政策統括官はツイートで、「聞いた限りでは、批判が多いので削除した、というのは事実とは異なる」と指摘した
  • 批判を受けた政府が「リニューアル」と方針を変えたのか朝日新聞の誤報かは不明だが、現在のところ同紙は訂正や続報を出していない。

追記(20日21:01)

  • その後ツイートで、先週末に朝鮮人虐殺の記述を含む2編が先に削除され、その後「苦情で削除」と1編も削除され、最終的に準備中だと説明が変化したと指摘する声も上がった。
  • 朝日新聞は20日、内閣府の説明を掲載した記事を公開し、改めて18日には担当者が「抗議により削除」と説明していたことを強調した。

この記事は、ライセンスにもとづいた非営利目的のため、あるいは社会的意義・影響力の観点から無料で提供されているコンテンツです。

良質なコンテンツを取材・編集して翻訳を届けるため、コンテンツをサポートをしてくださいませんか? みなさまの有料購読は、良質な記事をライセンスして届けるための重要な収益源になります。

月額3,200円で有料購読をはじめる
著者
株式会社マイナースタジオ代表取締役CEO。同社を創業後、2015年に株式会社メンバーズ(東証一部)に企業売却。早稲田大学政治学研究科修士課程修了(政治学)。関心領域は、メディア論や政治思想など。Twitter : @ishiken_bot
おすすめの記事
政治・国際関係

テスト - なぜ平和の少女像を「日本国民の心を踏みにじる行為」と感じる人びとがいるのか?

有料記事

国際芸術祭『あいちトリエンナーレ2019』の企画「表現の不自由展・その後」をめぐって、現在も議論が続いている。混乱の発端には、平和の少女像の存在もあった。一部の政治家は、平和の少女像が展示されることを···
政治・国際関係

なぜ平和の少女像を「日本国民の心を踏みにじる行為」と感じる人びとがいるのか?

無料記事

国際芸術祭『あいちトリエンナーレ2019』の企画「表現の不自由展・その後」をめぐって、現在も議論が続いている。混乱の発端には、平和の少女像の存在もあった。一部の政治家は、平和の少女像が展示されることを···
石田 健
政治・国際関係

強制投票は実現可能か、それは”良いもの”か?

無料記事

HEADLINEでは、今秋より月額3,200円の有料会員サービスを開始します。この記事は、サービスの開始後は有料記事となる予定です。もし、この記事に"読むべき価値がある"と感じられたら、ぜひ記事下部か···
石田 健
政治・国際関係

文化の盗用とは何か:所有/簒奪という二項対立を乗り越える

無料記事

文化の盗用、あるいは文化の簒奪と訳される「Cultural Appropriation」という概念が注目を集めている。6月25日、アメリカの著名セレブであるキム・カーダシアンが「Kimono」と名付け···
石田 健
政治・国際関係

フェミニズムとは何か?:なぜ女性の権利ばかりが主張されるのか

無料記事

わたしたちは、フェミニズムの時代に生きている。フェミニズムを時代性やブームのように捉えることに異論はあるかもしれないが、#MeTooムーブメントや韓国の書籍『82年生まれ、キム・ジヨン』のベストセラー···
石田 健
編集長より

職が減っていく文系院生は、今後いかにサバイブしていくべきか

無料記事

将来を有望された研究者が、自ら命を絶つという痛ましい事件が話題を集めた。「家族と安定がほしい」心を病み、女性研究者は力尽きた:朝日新聞デジタル下記記事にある通り、この事件は経済的困窮を苦にしただけでな···
石田 健
政治・国際関係

ニュージーランドの移民政策:経済的事情とリベラルな国家、そして移民抑制

無料記事

十分な時間が経過していないため、断定することは危険性があるものの、白人至上主義者によるムスリムを標的としたヘイトクライムという見方が強まっている。この事件を理解するためには、ニュージーランドの移民政策···
石田 健
テック, メディア

月は誰のものか? 宇宙を専門とする弁護士が回答する

無料記事

この写真は、おそらくこれまで撮影された国旗の中で最もよく知られたものだ。APOLLO 11 MOON LANDING / AP PRESSバズ・アルドリンが、月に立てられた初のアメリカ国旗を横にして立···
石田 健
政治・国際関係

香港:なぜ「一国二制度」は崩壊しかかっているのか

無料記事

[訳者注]21日夜、香港政府の報道官は「逃亡犯条例」改正案について、来年7月に廃案になる声明を発表した。しかし改正案の撤回及びキャリー・ラム(林鄭月娥)行政長官の辞任は否定しており、26日にもデモが予···
石田 健