なぜロシアのハッカーは、ヒラリーの次にマクロン候補を狙うのか?[ニュース解説]

公開日 2017年04月30日 16:35,

更新日 2017年04月30日 16:35,

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フランス大統領選挙で、マリーヌ・ルペンとの決選投票に進んだエマニュエル・マクロンが、サイバー攻撃を受けていたことが明らかになった。

マクロンを攻撃したハッカーは、昨年の米・大統領選挙でヒラリー・クリントンを攻撃した集団。

背景・経緯

  • このハッカー集団は「APT28」と呼ばれており、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)と関係があると見られている。
  • APT28は米・大統領選挙で民主党のシステムに不正侵入、クリントン陣営に不利な情報を流した。
  • EUによる対ロ制裁の継続を支持するマクロンに対して、ルペンは親ロ派。このためロシアのハッカーは、マクロンへの攻撃を強めていると考えられる。

現状

  • 現状ではマクロンが勝利するという見方が強いが、ルペンが当選すればロシアへの経済制裁を解除、またシリア問題でも同国と協力する見込み。
  • フランス政府は、ルペン当選を狙うロシアによるハッキングやフェイクニュースの蔓延に警戒。

影響・今後のシナリオ

  • 欧州では今年、イギリス・フランス・ドイツなどで相次いで重要な選挙が開催。
  • 米・大統領選挙でハッキングやフェイクニュースがどこまで影響を持ったのかは不明だが、欧州での各選挙にロシアがサイバー攻撃を通じて介入することが懸念されている。

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著者
編集長
1989年東京都生まれ。2015年、起業した会社を東証一部上場企業に売却後、2020年に本誌立ち上げ。早稲田大学政治学研究科 修士課程修了(政治学)。Abema TV『ABEMAヒルズ』、日テレ系『スッキリ』、現代ビジネス、TBS系『サンデー・ジャポン』などでもニュース解説をおこなう。関心領域は、メディアや政治思想、近代東アジア、テクノロジー時代の倫理と政治など。
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