Uberの初期からの投資家であるベンチマーク・キャピタルによる、前CEOトラビス・カラニックへの訴訟など、混乱が続いているUber社。今度はそのベンチマークが、取締役会メンバーのアリアナ・ハフィントン氏を追い出したいと考えているようです。
これはRecodeが報道したもので、シェルパ・ベンチャーのシェルビン・フィシェバー氏が主張しています。
背景・経緯
- フィシェバー氏によれば、ベンチマーク社はハフィントン氏を取締役会から追い出したいと考えており、彼女に対して「非常に軽蔑的な発言」をおこなったということ。
- ハフィントン氏は、世界的な新興メディアとして知られるHuffington Postの創業者。Uberにセクハラ問題が持ち上がった際、同社の社内文化を調査・是正するため取締役会メンバーに就任しました。
影響
- フィシェバー氏による主張の真偽は不明ですが、CEOの辞任後、Uberは取締役会メンバーによる非難の応酬が続いており、ほとんど統制が取れていません。
- 世界最大の未公開企業で生じた醜聞は、Uberに限った問題ではなく、ベンチャーや市場全体にも影響を与えることが予想されます。