Vice、ギリシャの大手メディアと提携し東欧での事業を拡大

公開日 2015年11月02日 16:38,

更新日 2015年11月02日 16:38,

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アメリカの新興大手メディアViceが、ギリシャに本社を置くAntenna Groupとの提携を強化し、2016年より東欧での事業拡大を進めることを発表しました。

ViceとAntenna Groupとのこれまでの事業提携

Viceは、ギリシャ最大の民放テレビ局を所有するAntenna Groupとの提携を2014年から開始しており、2014年のギリシャ版のVICEの開設を皮切りに、セルビア版とルーマニア版を開設しています。

これまでのAntenna Groupとの提携は非常に上手くいっており、ギリシャ版Viceは、各国で展開しているViceの中でも、著しい成長を見せています。

また、ギリシャのメディア界で多くの賞を受賞し、量と質ともに順調な成功を収めてきました。

2016年には、四カ国で新たにViceを開設

これまでの成功を踏まえ、ViceとAntenna Groupは新たに2016年にむけて、新たにロシア版、ハンガリー版、クロアチア版、ブルガリア版のViceを開設することを決定しました。

また、今後更に多くの東欧諸国への進出が新たに決まる可能性もあります。

Antenna GroupのCEOは「Viceと我々のパートナップは、メディア業界の革新を進め、全ての人に情報を届けようという我々のコミットメントを示す素晴らしい関係だ」とコメント。

Viceの創設者であるShane Smith氏も、Antenna Groupがこれまでギリシャのメディア業界で培ってきたノウハウを非常に高く評価しているとコメントしています。

テレビへの進出を加速

アメリカではHBO等で放送されているViceのテレビシリーズはセルビアでも放送され、25%の視聴率を記録しています。

ここ最近、アメリカとカナダで、テレビ局開設に向けて積極的な動きをみせているViceですが、ヨーロッパでもテレビ局の開設に向けて、ITV、Discovery CommunicationsやNetflixに働きかけを行っていることを明かしています。

今回の東欧進出も、現地のテレビ局との提携を強化していることから、将来的には東欧諸国でのテレビ局開設も視野に入れていると見て間違いないでしょう。

日本では、新興メディアの英語圏における動きが注目されがちですが、彼らの非英語圏における動向にも注目していく必要がありそうです。

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著者
編集長
1989年東京都生まれ。2015年、起業した会社を東証一部上場企業に売却後、2020年に本誌立ち上げ。早稲田大学政治学研究科 修士課程修了(政治学)。Abema TV『ABEMAヒルズ』、日テレ系『スッキリ』、現代ビジネス、TBS系『サンデー・ジャポン』などでもニュース解説をおこなう。関心領域は、メディアや政治思想、近代東アジア、テクノロジー時代の倫理と政治など。
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