スタートレック、新シリーズはオンデマンド動画で有料配信:三大ネットワークもネットに

公開日 2015年11月06日 21:00,

更新日 2021年10月15日 19:47,

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「スタートレック」のテレビシリーズは、日本では知る人ぞ知る作品という感じで、あんまりピンとこない読者の方も多いとは思いますが、アメリカをはじめとする英語圏では、「スターウォーズ」と並び知名度も人気も高い作品です。

ここ最近は映画の公開が目立っていた同作品ですが、2017年、12年ぶりに新テレビシリーズが制作されることになりました。

そんな彼らの新シリーズの放送権は、米三大ネットワークのひとつであるCBSテレビが持っていました。今回CBSはその新シリーズを、テレビ放送ではなく有料オンデマンド配信することを発表しました。

ネットで帰ってくるスタートレック

スタートレックは、1966年の二月に、アメリカNBCテレビで初放送されて以来、これまでドラマシリーズが五作品、映画が12作品制作されています。

来年は放送開始から50周年を迎えますが、再来年に新シリーズが「放送」ではなく、「配信」を開始します。

プロデューサーによれば、1話が来年の1月にCBSテレビで放送する以外は、全話の配信をCBSの有料オンデマンド「CBS All Access」で行い、テレビ放送は実施しないということ。

「CBS All Access」では、CBSのドラマの他、現在放送権を所有しているスタートレックの過去のシリーズを配信していますが、スタートレックの新シリーズは、CBS All Accessの初のオリジナルシリーズということになります。

「Netfilxの良き競争相手として」

尚、CBS All Accessの月額料金は9ドル99セントなので、HuluやNetflixにとっては強力なライバルであるのは間違いありません。

CBSのCEOは「Netflix等には今後もCBSのコンテンツを提供し続け、良きパートナーとしての関係を続けていきたいが、同時に良き競争相手としての関係を築いていきたい」と語っています。

スタートレックは、白人とアフリカ系アメリカ人の男女のカップルのキスシーンをテレビドラマとして初めて放送した他、日系人俳優のジョージ・タケイをレギュラーキャストに起用するなど、アメリカのテレビの歴史を変えていった作品です。(ちなみに、ジョージ・タケイは70代と高齢でありながらSNSを積極的に活用しており、英語圏のミレニアルには多くのファンがいます)

ストリーミングでのオリジナル配信そのものはもう珍しくはありませんが、スタートレックのような作品がネットに完全に移行するというのは、かなり象徴的な意味合いを持っているように思います。

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1989年東京都生まれ。2015年、起業した会社を東証一部上場企業に売却後、2020年に本誌立ち上げ。早稲田大学政治学研究科 修士課程修了(政治学)。Abema TV『ABEMAヒルズ』、日テレ系『スッキリ』、現代ビジネス、TBS系『サンデー・ジャポン』などでもニュース解説をおこなう。関心領域は、メディアや政治思想、近代東アジア、テクノロジー時代の倫理と政治など。
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