2026年11月4日 夜の注目すべきニュース

1

米中間選挙で共和党が大敗、上下両院で多数派失う見通し

  • 11月3日の米中間選挙で、民主党が上下両院の多数派を獲得することが確実となった。AP通信の当選予測に基づく。
  • 上院選では共和党の強固な地盤だったサウスカロライナ、カンザス、テキサスの各州で民主党が勝利し、下院選でも共和党が各地で議席を失った。
  • トランプ大統領は共和党の議会多数派維持に向けた選挙運動の前面に立っていたが、敗北が広がるにつれて選挙結果から距離を置く姿勢を示した。
2

三井化学、JSR買収へ 政府系JICから1.3兆円超で取得の方向

  • 官民ファンドの産業革新投資機構(JIC)が、保有する半導体材料大手JSRを三井化学へ売却する方向となった。11月中にも決定し、売却額は1.3兆円以上になる可能性がある。
  • JICは半導体材料業界の再編を掲げ、約9000億円でJSRを買収していた。JSRは半導体の回路形成に使われる「フォトレジスト」の大手企業である。
  • 三井化学は買収により半導体材料事業を強化する方針だが、想定買収額は自社の時価総額約8000億円を上回る規模で、具体的な資金調達方法は判明していない。
3

米3M、PFAS健康被害訴訟で和解 9年間で最大73.5億ドル支払いへ

  • 米化学大手3Mは11月3日、有機フッ素化合物(PFAS)による健康被害訴訟を巡り和解を発表した。支払総額は9年間で73.5億ドル(約1兆1760億円)に上る。
  • 消火用泡に関する米国内の集団訴訟などが対象で、現在の健康被害請求の約99%に当たる約11万5000〜12万人の原告が和解に参加できる。
  • 同社は将来の支払額を現在価値に換算し、2026年10〜12月期に税引き前58億ドルの費用を計上する。なお、2026年の従来の通期業績見通しは変更しない。
4

三菱商事、今期純利益1.2兆円に上方修正 1兆円の自社株買いも発表

  • 三菱商事は11月4日、2027年3月期の連結純利益予想を従来の1兆1000億円から1兆2000億円へと上方修正し、4年ぶりの過去最高益を見込む。
  • 資源価格の上昇などを背景にエネルギーや金属資源事業が増益となる見通しで、2026年4〜9月期の純利益は前年同期比74.2%増の約6197億円だった。
  • あわせて上限1兆円、4億2000万株の大規模な自社株買いを発表した。取得期間は11月5日から2027年7月31日までで、取得した全株式を同年8月31日に消却する予定だ。
5

米AMD株が8%急伸、データセンター売上高倍増で決算上振れ

  • 米半導体大手AMDが11月3日に発表した2026年7〜9月期決算は市場予想を上回り、株価は8%上昇した。全体の売上高は前年同期比45%増の約134億ドルに達した。
  • データセンター部門の売上高は前年同期比97%増の85億4600万ドルと急拡大した。サーバー向けCPU「EPYC」の需要増や、AI向けGPU「Instinct MI450」シリーズの投入が牽引した。
  • データセンター部門の営業利益は前年同期の10億7400万ドルから28億8200万ドルへと急増した一方、パソコン・ゲーム部門の売上高は8%減の37億2200万ドルにとどまった。
6

ベネズエラ、米国の対ゲリラ無人機攻撃に協力 国境付近で多数の死者

  • ベネズエラ政府は10月30日、国境に近いアプレ州に拠点を置くコロンビアの左翼武装組織ELNに対する米軍の無人機攻撃に協力した。
  • ベネズエラは長年にわたりELNなど反政府武装勢力の潜伏先となっていたが、今回の作戦では米国が情報と無人機を提供し、共同で軍事行動を展開した。
  • 米・ベネズエラ両国の軍事協力が進むなかでの作戦となった。現地の人権団体は多数の死者が出たと報告しているが、ベネズエラ当局は攻撃の詳細を公表していない。
7

米Anthropic、AIモデルのすり替えを検証する「FlashProve」試作版公開

  • 米新興AI企業のAnthropicは、AIの出力が指定した特定モデルから生成されたことを暗号技術で証明する「FlashProve」の試作版を公開し、コードと技術資料を提供した。
  • モデルの内部パラメータを秘匿したまま、提供側が提示したモデルと回答の対応関係を検証する仕組みで、安価な別モデルへのすり替えを検知する研究となる。
  • Metaの大規模言語モデル「Llama 4 Maverick」を用いた実験では証明を数秒で検証できたが、現在は初期の研究段階であり、対応範囲は最大1024トークンの文脈に限定される。
8

引退の錦織圭さんに島根県民栄誉賞と松江市民栄誉賞 17日に授与式

  • 島根県と松江市は11月4日、10月に現役を引退した松江市出身の元プロテニス選手・錦織圭さんに対し、県民栄誉賞と市民栄誉賞を授与すると発表した。
  • 錦織さんは2015年に世界ランキング自己最高位となる4位を記録し、2016年リオデジャネイロ五輪の男子シングルスでは日本勢96年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した。
  • 県民栄誉賞は4人目の受賞、市民栄誉賞は今回が初の創設・授与となる。授与式は11月17日午後に島根県庁と松江市役所でそれぞれ執り行われる。