米7月雇用者数は予想外の2万3000人減
- 米国の7月非農業部門雇用者数は2万3000人減少し、失業率は4.1%となった。地方政府の教育部門や小売業での減少が響いた。
- 5月と6月の雇用者数も計10万3000人下方修正され、雇用の弱さが目立ち労働市場の減速が一段と鮮明になった。
- これを受けて米国債利回りは低下し、FRBの追加利上げ観測は後退した。企業の借入コスト上昇圧力が和らぐ材料となる。
米上院が対ロ追加制裁法案を可決 制裁回避支援国に最大100%関税
- 米上院は対ロ追加制裁法案を86対11で可決した。ロシア産原油やガスの主要購入国、制裁逃れ支援国に最大100%の関税を課す内容だ。
- ロシアの金融機関や指導層、制裁回避に使う「影の船団」も対象とする。ウクライナ侵攻の資金源を絞る狙いがある。
- 成立には下院可決と大統領署名が必要だ。実現すれば、ロシア産エネルギーを買う中国やインドの対米貿易コストが上昇し得る。

米政権がFRBクック理事の解任手続きを再開 住宅ローン不正疑惑で
- トランプ政権はFRBのリサ・クック理事に解任検討を通知した。住宅ローン不正疑惑に対する反論期限を8月26日に設定した。
- 最高裁は6月29日、事前通知などの欠如を理由に初回の解任手続きを差し止めた。今回の書簡は不足していた法的手続きを満たす狙いがある。
- 理事の解任は中央銀行の独立性に関わる。金融政策がホワイトハウスの圧力から守られるか、市場は注視している。
サウジ、トルコ、パキスタンの3カ国が共同防衛協定に署名
- サウジアラビア、トルコ、パキスタンはメッカで共同防衛協定に署名した。いずれか1カ国への武力攻撃を全体への攻撃とみなす。
- 背景にはイラン戦争後の中東の安全保障不安がある。サウジは2025年にもパキスタンと相互防衛協定を結んでいた。
- 防衛産業や技術協力の強化も盛り込まれた。サウジの資本とトルコの防衛産業、パキスタンの軍事力が結びつく意義は大きい。
韓国SK Hynix、メモリー半導体新工場に約380億ドル投資へ
- SK Hynixは2031年までに約380億ドル、日本円で約6.1兆円を投資する。韓国の龍仁と清州にメモリー半導体の新工場を建設する。
- AIデータセンター向けに高帯域メモリーやNANDの需要が急増し、供給不足を背景にメモリー価格も上昇している。
- 新工場の稼働には時間を要するが、供給力向上につながる。半導体製造装置や建設関連企業には大型の受注機会となる。


Metaに9億4200万ドルの支払い命令 子どもへのSNS被害訴訟で
- 米ニューメキシコ州裁判所はMetaに5億6700万ドルの基金拠出を命じた。3月の民事制裁3億7500万ドルと合わせ負担は9億4200万ドルに上る。
- 同社が子どもへの危険性を消費者に誤認させたと陪審は判断した。若者のメンタルヘルス被害への対応費が争点となっていた。
- 総額は約1507億円に相当する。SNS企業の設計責任を問う州訴訟や、子ども向け安全対策の費用負担に影響し得る。
三菱重工業、ガスタービンの補修部品に増産投資へ 需要増に柔軟対応
- 三菱重工業はガスタービン需要の増加を受け、補修や交換部品などアフターサービス向けの増産投資を進める方針だ。
- 発電用ガスタービンの出荷能力を2028年度に現状比30%以上増やし、その後は2024年度比で約2倍に引き上げる目標を示した。
- 稼働済み設備が増えるほど高温部品の交換需要も伸びる。部品供給を強化し、発電設備の保守収入を確実に取り込む狙いだ。

