DoorDashやAirbnb、予想を上回る評価額で上場へ。その理由は

公開日 2020年12月03日 00:31,

更新日 2020年12月10日 03:11,

有料記事 / ビジネス・経済

今月中旬、フードデリバリーのDoorDashと民泊大手のAirbnbがIPO(株式公開)します。両社は、時価総額10億ドル以上のユニコーンで、急成長を遂げる企業の1つです。

パンデミックで多くの企業が打撃を受ける中、2社の評価額は、アナリストによる予想価格よりも高くなっています。

DoorDashの評価額は、250億ドルの予想でしたが、320億ドル(3兆1000億円)で設定されました。Airbnbは、300億ドルの予想に対して、最大で350億ドル(3兆6500億円)を目指しています。

数字

  • DoorDashの売上は、今年9月末までで19億ドル(2000億円)、純損失は1億4900万ドルです。パンデミックによるフードデリバリーの需要増によって、前年同期間の売上5億8700万ドルから急増しています。
     
  • Airbnbの売上は、今年9月末までで25億ドル(2600億円)、純損失は6億9700万ドルです。旅行業界の壊滅的な被害によって、前年同期間の売上37億ドルから減少しています。

なぜ重要?

このニュースは、3つのポイントを抑える必要があります。 

  • 両社は、パンデミックによって対照的な影響を受けました。DoorDashは、フードデリバリーの需要が爆発的に増えたことで、大きく成長しました。一方Airbnbは壊滅的な旅行需要により、従業員の25%を解雇しました。
     
  • 異なる状況の2社ですが、パンデミック後に自社が成長し続けられると確信している意味で、共通しています。
     
  • ただし、それが事実かは不明です。Doordashは、2020年2Qで2300万ドルの利益を上げましたが、業界リーダーが需要拡大の中で生み出した利益としては、少なすぎる懸念があります。壊滅的な打撃を受けたAirbnbは、国内旅行やリモートワーク需要によって回復を見せましたが、各国での規制やトラブルなどもあり、彼らの収益成長率が低下していくことを認めています。

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著者
編集長
1989年東京都生まれ。2015年、起業した会社を東証一部上場企業に売却後、2020年に本誌立ち上げ。早稲田大学政治学研究科 修士課程修了(政治学)。日テレ系『スッキリ』月曜日コメンテーターの他、Abema TV『ABEMAヒルズ』、現代ビジネス、TBS系『サンデー・ジャポン』などでもニュース解説をおこなう。関心領域は、メディアや政治思想、近代東アジア、テクノロジー時代の倫理と政治など。わかりやすいニュース解説者として好評。
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