日銀利上げ見送りへ きょう決定会合、中東情勢の影響なお見極め
- 日銀は27~28日の会合で政策金利を据え置き、中東情勢を理由に利上げを見送る方向だ。
- 原油高や物価への影響が読みにくく、景気の悪化リスクもあるため、中東情勢の推移を慎重に見極めている。
- 利上げの先送りは企業の金利負担や1ドル=160円近い円安にも関わり、日本のビジネス環境に大きな影響を与える。



日経平均終値「大台」6万537円 半年で1万円増、過熱警戒も
- 日経平均株価が27日、終値6万537円となり、終値として初めて6万円を超えた。
- 日経平均は2025年10月に5万円台となってから約半年で1万円上昇し、米国ハイテク株高とAI・半導体関連株の買いがその流れを支えた。
- 日本株の時価総額はGDPの2倍近くとなり、市場では割高感や過熱を警戒する声が強まっている。



米MS、オープンAIと提携見直し 独占アクセス権終了へ
- MicrosoftがOpenAIとの提携を見直し、AI技術への独占アクセス権を手放すことになった。
- 両社は長年、Microsoftの巨額投資と引き換えに、クラウドやモデルの独占契約を結んできた。
- 独占終了でOpenAIはAmazonやGoogle他社クラウドでもサービス提供でき、市場での選択肢が広がる重要な動きである。


中国当局、米メタによる新興AI企業の買収を禁止 技術流出を懸念か
- 中国当局が米MetaによるAI企業Manusの約20億ドル買収を禁止し、取引の撤回を命じた。
- Manusは中国発で現在はシンガポール拠点のAIエージェント企業で、2025年にMetaが買収合意を発表していた。
- 専門家は、この決定が米中のAI覇権争いを強め、AI企業の国際M&Aや資金調達を難しくする要因になると見ている。



ウクライナは領土譲歩受け入れざる得ない可能性、EU加盟との関連示唆 独首相
- メルツ独首相が、和平合意でウクライナが一部領土を失う可能性に言及し、それをEU加盟への道と結びつけた。
- ウクライナはEU候補国だが、ハンガリーの反対で加盟手続きが滞り、今月の選挙結果を受けて再開への期待が出ている。
- 領土保全とEU加盟を結びつける発言であり、ウクライナの和平交渉と欧州内の対ロシア議論の重要な争点となっている。

イランが積極外交 見通せぬ再協議、周辺国の理解狙う 米へ新提案も
- イランのアラグチ外相がパキスタンやオマーンなどを歴訪し、ホルムズ海峡再開と停戦延長を優先する新提案を米国側に伝えている。
- 提案はホルムズ海峡の封鎖解除と戦争終結を優先し、核協議は後の段階に回す内容である。
- ホルムズ海峡は世界の原油輸送の要衝であり、封鎖継続か再開かはエネルギー価格と日本の輸入コストに直結する。



安保3文書改定へ、政府の有識者会議始まる 防衛費の規模・財源が論点
- 政府が安保3文書改定に向けた有識者会議の初会合を開き、防衛費の規模と財源を主要論点とした。
- 3文書は2022年決定で、防衛費を2027年度にGDP比2%、23~27年度43兆円程度と位置付けている。
- 防衛費の水準と財源の見直しは、日本の安全保障政策と財政、企業活動の行方に関わる。
カナダ、初の政府系ファンド「Canada Strong Fund」創設へ
- カナダ政府が初のソブリン・ウエルス・ファンド「Canada Strong Fund」を創設し、エネルギーやインフラなど大規模事業に投資すると発表した。
- 背景には、ドナルド・トランプ米大統領の関税強化などで対米依存の弱さが目立ち、貿易経路の多様化と資源開発を急ぐ事情がある。
- 基金は25億カナダドル規模で始まり、官民の投資を呼び込みつつ経済自立と雇用創出をねらう政策手段であり、企業の中長期投資に影響が出る可能性がある。




Moody’s、中国の信用見通しを「安定的」に引き上げ
- Moody’s Ratingsが中国の政府信用見通しをネガティブから安定的に引き上げ、A1格付けを据え置いた。
- 中国の経済と財政の力が、国内の不動産不振や地方政府の債務問題、貿易や地政学リスクに耐えうると判断したためである。
- 世界第2位の経済大国の信用不安が和らぎ、中国国債や新興国市場への資金流れ、企業の資金調達コストに影響しうる動きである。


TSMC機密入手で有罪判決 台湾、東エレクトロン子会社元従業員に
- 台湾の裁判所が、TSMCの機密情報を不正に入手したとして東京エレクトロン台湾子会社の元従業員に懲役10年を言い渡し、法人にも1億5000万台湾ドルの罰金を科した。
- 元従業員はTSMCと東京エレクトロン台湾子会社の双方で勤務経験があり、TSMCの先端2ナノメートル技術に関する営業秘密を入手し、装置の受注競争で有利になる目的で利用したと認定された。
- 台湾は国家安全法を使って半導体技術の流出を厳しく取り締まっており、本件は重要技術の保護を強める流れを示し、日本企業を含む半導体産業全体のコンプライアンス強化につながる可能性がある。




