COP27で何が決まったのか?基金設立など注目ポイント

公開日 2022年11月20日 19:49,

更新日 2022年11月20日 19:53,

有料記事 / 脱炭素

エジプトのリゾート地・シャルムエルシェイクで開催されたCOP27が、11月20日に閉幕した。年に一度、世界各国の首脳や関係者が集まり、気候変動問題について議論する場がCOPだ。27回目となった今年は、一体どのような議論が交わされたのだろうか?

COPとは何か?

まず、そもそもCOPとは何かについて簡単に確認しておこう。

COPとは、国連気候変動枠組条約締約国会議の通称だ。COPは「Conference of the Parties」(締約国の会議)の略で、国連気候変動枠組条約発効の翌年である1995年以降、原則として毎年開催されている(*1)。今年は27回目のため、COP27と呼ばれている。

COPのなかでも、よく知られているのはCOP3とCOP21だ。COP3は1997年に京都で開催され、先進国の温室効果ガス(以下、GHG)の排出削減目標を定めた京都議定書が採択された。

COP21は2015年にフランス・パリで開催された。途上国を含むすべての締約国に削減努力を呼びかけ、いわゆる「1.5℃目標」(*2)を盛り込んだパリ協定が採択されたことで知られている。

(*1)新型コロナウィルス感染症の影響で2020年は中止となった。

(*2)産業革命以前に比べて、世界の平均気温の上昇幅を2℃よりも低くし、できる限り1.5℃に抑える目標。目標達成には2030年までに2010年比でCO2を45%削減する必要があると試算されている

COP27の論点とは?

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✍🏻 著者
北海道大学大学院修士課程
北海道大学大学院農学院所属。専門はEUおよび英国の動物福祉政策史。関心領域は食料・農業政策、環境政策など。一橋大学法学部卒。
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