この記事のまとめ
💡中国版 OpenAI の Zhipu AI が500億円超えの資金調達を発表
⏩ 2019年、清華大学からスピンアウト
⏩ Alibaba、Tencent など中国巨大テック企業から調達、23年9月にはユニコーンに
⏩ 米国による投資・輸出制限の中、米国依存からの転換をアピールする存在
⏩ 2019年、清華大学からスピンアウト
⏩ Alibaba、Tencent など中国巨大テック企業から調達、23年9月にはユニコーンに
⏩ 米国による投資・輸出制限の中、米国依存からの転換をアピールする存在
10月20日、中国で大規模現モデルの開発を手がける AI 企業 Zhipu AI（智譜 AI）は、今年総額で25億元（約510億円）以上の資金を調達していると発表した。投資家には、中国の巨大テック企業である Alibaba や Tencent などが含まれている。
中国における OpenAI 対抗馬の筆頭と目されている Zhipu AI は、どのような企業なのだろうか。そして、なぜ今のタイミングで巨額の資金調達を発表したのだろうか。
Zhipu AI とは
Zhipu AI（同社HPより）
Zhipu AI は、2019年に北京で創業された AI スタートアップだ。詳しくは後述するが、清華大学からスピンアウトし、張鵬（Zhang Peng）CEO が率いている。
