TikTokのライバル、躍進するKuaishou(快手)

公開日 2020年03月15日 05:11,

更新日 2020年03月16日 02:26,

有料記事 / テクノロジー

以前の記事で、TikTokを運営する世界最大のユニコーンByteDanceの躍進について扱った。しかしそのTikTokには、中国国内における強力なライバルがいることは日本であまり知られていない。

そこで今回は、同じくショート動画の雄であるKuaishou(快手)について、歴史から今後の展開までを見ていく。

Kuaishouとは

Kuaishouは、中国発のショート動画およびライブ配信アプリで、海外ではKwaiという名前で展開している。7~57秒の動画を撮影、加工、アップロードしてシェアすることができる。

もともとはGIFアニメを制作・シェアできるモバイルアプリとして、2011年3月にGIF Kuaishouの名前でサービスが始まった。2012年11月にはショート動画へと機能を移行して、人々が日常生活を動画で記録・シェアできるプラットフォームを展開しはじめた。すると瞬く間に人気が拡大、2018年にTikTokが登場する前には、「最大のソーシャル動画シェアアプリ」として中国国内で人気を博していた。2020年初めまでに、1日あたりのアクティブユーザー(DAU)は3億人を突破している。

米国の調査会社Sensor Towerによると、2020年1月期の写真・動画アプリの売上ランキングにおいて、App Store内でYouTube、TikTokについで第3位となっている。現状、TikTokの後塵を拝しているものの、世界有数の人気アプリである。

創業者スー・ホア氏

創設者でCEOのスー・ホア氏は、現在38歳。2017年、MIT Technology Review誌による「イノベーターズアンダー35」に選ばれており、世界有数の起業家として知られる。

湖南省西部の山岳地帯に生まれたホア氏は、12歳からプログラミングをはじめ、清華大学で修士号を取得した後、有名企業でエンジニアとして働いていた。2006年にGoogleへと入社、その後中国最大の検索エンジンを提供するBaidu(百度)で勤務した。

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✍🏻 著者
早稲田大学政治学研究科修士課程
The HEADLINEリサーチャー。早稲田大学政治経済学部卒。関心領域は、政治哲学・西洋政治思想史・倫理学など。
編集長
1989年東京都生まれ。2015年、起業した会社を東証一部上場企業に売却後、2020年に本誌立ち上げ。早稲田大学政治学研究科 修士課程修了(政治学)。日テレ系『スッキリ』月曜日コメンテーターの他、Abema TV『ABEMAヒルズ』、現代ビジネス、TBS系『サンデー・ジャポン』などでもニュース解説をおこなう。関心領域は、メディアや政治思想、近代東アジア、テクノロジー時代の倫理と政治など。わかりやすいニュース解説者として好評。
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