なぜ世界で、過去500年で最悪の干ばつが起こっているのか?

公開日 2022年09月07日 17:31,

更新日 2022年09月07日 17:36,

有料記事 / 災害・気象

  • 各地で深刻化する干ばつの大きな原因は、地球温暖化による残雪の減少と、地下水などの蒸発散の拡大
  • 気温上昇による、降雨パターンの変化も背景の1つ
  • 干ばつによって山火事、洪水などの他の災害が誘発されるおそれ
  • 干ばつの長期化で水力発電の出力が低下し、火力発電重視のシフトが採られる可能性も

世界各地で、記録的な干ばつが確認されている。ヨーロッパでは地中海沿岸を中心に、熱波と水不足の影響が拡大し、欧州委員会はこの状況を「過去500年で最悪の干ばつ」と表現した。同様の干ばつは北米、アジア、アフリカなどの多くの国でも確認されている。

この干ばつの大きな要因となっているのは、地球温暖化による気温の上昇だ。干ばつが続けば、世界の食料事情、災害事情、エネルギー事情にも大きな影響が及ぶ可能性がある。

記録的な干ばつによって、これまでに世界でどのような被害が出ているのか?そして、その原因と今後の影響はどのようなものなのだろうか?

各地の干ばつ被害の概要

まず、世界各地の干ばつ被害の概要を見ていこう。

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著者
北海道大学大学院修士課程
研究対象はEUおよび英国の食料・農業政策。一橋大学法学部卒。多摩大学ルール形成戦略研究所 客員研究員。
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