鹿児島県(奄美地方を除く)、台風第8号に関する気象情報が更新
公開日 2025年07月25日 12:11,
更新日 2025年07月26日 11:32

7月26日11時25分、鹿児島地方気象台は、鹿児島県(奄美地方を除く)に発表されている警報・注意報の経過、予測、防災上の留意点などを解説するために発表していた気象情報を更新した。
鹿児島地方気象台の発表内容
種子島・屋久島地方では26日夕方から27日明け方にかけて、大隅地方では26日夜のはじめ頃から27日明け方にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。鹿児島県(奄美地方を除く)では、26日夜遅くにかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
気象概況
台風第8号は、26日09時に東シナ海で熱帯低気圧に変わりましたが、27日から28日にかけて東シナ海で動きが遅くなるでしょう。
薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、熱帯低気圧や日本の東の高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。このため27日夕方にかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
雨の予想
薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、27日昼過ぎにかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
26日に予想される1時間降水量は多い所で、
薩摩地方 30mm
大隅地方 40mm
種子島・屋久島地方 50mm
27日に予想される1時間降水量は多い所で、
薩摩地方 30mm
大隅地方 40mm
種子島・屋久島地方 40mm
26日12時から27日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、
薩摩地方 150mm
大隅地方 200mm
種子島・屋久島地方 250mm
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
波の予想
大隅、種子島・屋久島地方の沿岸の海域では、引き続きうねりを伴いしけるでしょう。27日夜遅くにかけて、うねりを伴った高波に注意してください。
26日に予想される波の高さ
大隅地方 4m うねりを伴う
種子島・屋久島地方 4m うねりを伴う
27日に予想される波の高さ
大隅地方 4m うねりを伴う
種子島・屋久島地方 4m うねりを伴う
防災事項
厳重警戒:土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫
注意事項:うねりを伴った高波、強風、落雷、竜巻などの激しい突風
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
桜島では、土石流に注意してください。
補足事項
今後、発表する警報、注意報、気象情報などに留意してください。土砂災害や浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
これで「台風第8号に関する鹿児島県(奄美地方を除く)気象情報」は終了しますが、今後「大雨と突風に関する鹿児島県(奄美地方除く)気象情報」を26日16時30分頃に発表する予定です。
お知らせ
令和6年8月8日の地震で揺れの大きかった大崎町では、大雨警報・注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています。
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