日銀の国債評価損が過去最大45兆円超 金利上昇で前年比1.6倍に拡大
- 日銀の2026年3月期決算で保有国債の評価損はマイナス45兆4414億円となり、前年から1.6倍に膨らんだ。
- 金利上昇による国債価格の下落が原因で、帳簿価額530兆8695億円に対し時価は485兆4280億円にとどまった。
- 評価損は即座に実現損にはならないが、金利上昇が続けば日銀の財務健全性と国債市場への信認説明が重くなる。
植田日銀総裁、日本は「5度目の原油価格ショック」に直面と表明
- 植田和男総裁は5月27日、日本が「5つ目の原油価格ショック」に直面しているとの認識を示した。
- 過去50年の石油ショックと比較し、賃金・期待・需要・為替の違いによって同じ原油高でも物価への波及は異なると説明した。
- 金融政策の方向性については踏み込まず、企業側では燃料・物流費の転嫁と賃上げの持続性が問われる。
イスラエル、前任者殺害から11日でハマス新軍事トップも空爆で殺害
- イスラエルは5月27日、ガザ市への空爆でハマス軍事部門の新指導者ムハンマド・オデを殺害したと発表した。
- オデは5月16日に殺害されたイッズッディーン・ハダドの後任とされ、2023年10月7日の攻撃への関与者とも位置づけられていた。
- ハマス側は指導者就任を確認していなかった。停戦下での標的殺害はガザ統治と人質交渉の余地をさらに狭める。
ByteDance、2026年の設備投資を最大700億ドル規模に拡大検討 AIインフラが主な用途
- ByteDanceは2026年の設備投資を最大700億ドル(約11.2兆円)に増やす案を検討しており、主な用途はAIインフラだ。
- データセンター建設や計算資源の確保が中心で、2025年の利益約500億ドル(約8兆円)も原資になる見通しだ。
- 計画が実行されれば半導体・電力・データセンターをめぐる調達競争が激化し、中国勢のAI開発コストも一段と膨らむ。
ECB、ユーロ圏金融市場に突発的かつ大幅な調整リスクと警告
- ECBは5月27日公表の金融安定報告書で、ユーロ圏金融市場に突発的かつ大幅な価格調整が生じるリスクを指摘した。
- 中東紛争によるエネルギー供給不安、AI関連株への懸念、貿易摩擦、金利見通しの急変が背景として挙げられた。
- 株式の割高感と低い信用スプレッドが続く中で悪材料が出た場合、債券や銀行以外の金融機関にも売りが連鎖するリスクがある。
テキサス共和党予備選決選でトランプ支持のパクストン氏が現職コーニン氏を破る
- テキサス州の共和党上院予備選決選で、トランプ氏が支持したケン・パクストン司法長官が4期現職のジョン・コーニン氏を下した。
- 民主党は州下院議員ジェームズ・タラリコ氏を本選候補として擁立する。
- 通常は共和党優勢のテキサスでも本選は資金戦になるとみられ、トランプ氏の党内支配力と上院多数派争いを測る一戦となる。


香港のオフショア富裕層資産がスイスを初めて逆転、2.9兆ドルに拡大
- BCGの2026年版調査で、香港のクロスボーダー富裕層資産は2025年に2.9兆ドル(約464兆円)に達し、スイスを初めて上回った。
- 中国本土からの資金流入、香港のIPO活況、株価上昇が押し上げ要因となり、世界のクロスボーダー資産は15.7兆ドルに増加した。
- 富裕層ビジネスの重心がアジアへ移る中、銀行や運用会社は香港とシンガポールを軸に人材と商品の拡充を進める。
大阪都構想の法定協議会設置案が市議会で可決、3度目の住民投票へ動き出す
- 大阪市議会は5月27日、大阪都構想の制度案を策定する法定協議会の設置議案を維新などの賛成多数で可決した。
- 都構想は過去2回の住民投票で否決されており、6月3日の大阪府議会で可決されれば6月中にも初会合が開かれる見通しだ。
- 吉村洋文知事は副首都にふさわしい統治機構と位置づけており、制度設計が進めば大阪市の権限と財源配分が再び争点となる。


与野党が選挙SNS対策の法改正案骨子で合意、事業者に悪影響軽減を義務化
- 与野党は5月27日、選挙中のSNS対策を盛り込む法改正案の骨子で合意し、プラットフォーム事業者に悪影響軽減策を義務づける方針を固めた。
- 偽・誤情報や誹謗中傷への対応を柱とし、生成AIによる画像・動画の表示義務化と選挙メール規制の緩和も対象に含まれる。
- 成立すればSNS各社は監視・削除要請への対応・実施状況の公表が求められ、選挙広告や投稿収益化の運用にも変化が生じる。


Google AI検索への反発でDuckDuckGoのインストールが週比30%超増
- DuckDuckGoの米国アプリインストールは、Google I/O 2026後の5月25日に前週比30.5%増まで伸びた。
- GoogleがAI ModeやAIエージェントを検索全体に広げる中、DuckDuckGoではAIを無効にした検索ページへの訪問も増加している。
- 検索のAI化が利用者の選択肢を競争軸にしつつあり、広告と送客に依存するサイト運営者にも流入経路の変化が及んでいる。







