2026年8月29日 朝の注目すべきニュース

1

ウォーシュFRB議長が利上げを示唆 インフレ鈍化の遅れを牽制

  • ウォーシュFRB議長は8月28日の講演で、インフレが2%目標へ速やかに戻らなければ追加対応を行う意向を示した。
  • PCE物価指数は前年比3.7%で、政策金利は3.5から3.75%となっている。発言を受け市場では9月の利上げ観測が強まった。
  • 短期金利の上昇は変動金利での借入や短期資金に頼る企業の負担を増やす。ドル建て調達の前提条件にも影響を及ぼす。
3

国防総省によるAnthropicのリスク指定を連邦地裁が取り消し

  • 米連邦地裁のヘラースタイン判事は、国防総省がAnthropicをサプライチェーンリスクに指定した措置を違法として取り消した。
  • 同社のAIを自律兵器や大規模監視に使わせるかが争点となった。裁判所は指定を表現の自由への報復と判断した。
  • 指定解除により連邦機関や国防関連の契約先は同社と取引しやすくなる。AI企業の政府調達では利用制限の扱いが重要視される。
4

11億ドルのAIインフラ特化ファンドをAndreessen Horowitzが設立

  • Andreessen Horowitzは8月28日、AIインフラ向けに11億ドル(約1760億円)の「Machine Age Fund」を設立した。
  • 投資先はチップやメモリー、データセンター、ロボットといったAIを動かす物理インフラとなる。
  • 計算資源と電力の確保が課題となる中、VC資金はソフトウェアから冷却設備や部品などの供給網へも広がっている。
5

トランプ氏の口止め料事件 連邦裁判所への移送申し立てを棄却

  • 米連邦地裁のヘラースタイン判事は8月28日、トランプ氏の口止め料事件を連邦裁判所へ移す申し立てを退けた。
  • 同氏は2024年5月、ダニエルズ氏への13万ドル支払いを隠すための業務記録改ざんで34件の有罪評決を受けている。
  • 有罪評決はニューヨーク州裁判所に残る。同氏は州の控訴手続きも続けており、刑事事件への対応が今後も続く。
6

韓国政府が全国民向け無料AIサービスを提供へ 運営3陣営を選定

  • 韓国政府は無料AIサービス「AI for All」の運営先にSK Telecom、KT、Kakaoの3陣営を選定した。
  • 科学技術情報通信部は2026年にNvidia B200 GPUを計512基支援し、9月の協約とベータ版を経て年内に正式提供する。
  • 公共手続きや生活サービスをAIで案内する。国内モデルの利用を広げ、AI企業に実際の利用データを蓄積する場を提供する。
7

AIクラウドのLambdaが10億ドルを調達 GPU購入と貸し出しへ

  • AIクラウドのLambdaは、Nvidia製チップを購入しMicrosoftに貸し出すため10億ドル(約1600億円)の短期債務を調達した。
  • 同社は5月に10億ドルの信用枠を確保し、8月27日にもGPU配備に向けた9億2600万ドルの融資を発表している。
  • 計算資源の需要増を受け、GPUを担保にした資金調達が広がっている。返済原資はチップ稼働後の利用料収入に左右される。