2026年9月2日 朝の注目すべきニュース

1

米財務長官が日銀の金融政策を支持 過度な円安阻止へ

  • ベッセント米財務長官は日銀の植田総裁に対し、円安対応に向けた日本の市場措置と金融政策を強く支持すると伝えた。
  • 米財務省は円安が日本のインフレ圧力を強めていると指摘し、インフレ期待を安定させる金融政策の発信も求めた。
  • 今回の発言は日銀の利上げ観測を強める材料となる。企業は円相場と借入金利の双方で事業計画の再考に直面する。
2

米下院が政府のつなぎ予算案を可決 中間選挙前の閉鎖回避へ

  • 米下院は政府資金を2026年12月11日まで確保するつなぎ予算案を370対48で可決し、トランプ大統領に送付した。
  • 政府の会計年度は9月30日に終わるが、議会は11月3日の中間選挙前に政府閉鎖を避ける道を選んだ。
  • 連邦機関や政府請負企業は当面の業務停止を免れる。本予算を巡る交渉は中間選挙の後に持ち越される。
3

OpenAIの新モデルAstraが悪用可能な「重大」サイバー水準に到達

  • OpenAIは新AIモデルのAstraが、同社基準で初めて重大なサイバー能力水準に達したと発表した。
  • 未知のソフトウェア欠陥を発見し悪用手順を生成する能力を含み、高度な機能の提供は当初、選定パートナーに限られる。
  • セキュリティ企業が防御強化に活用できる半面、一般利用では悪用防止の制限が強まり、開発者の確認手順も増加する。
4

米金融機関21社がドル連動型ステーブルコインを2027年共同発行へ

  • Goldman Sachs、Bank of America、Citiなど21金融機関は、2027年前半にドル連動型ステーブルコインを発行する。
  • 2026年後半に新会社を設立し、対象通貨をドルから始め、ユーロなどG7通貨にも順次拡大する方針だ。
  • Tetherなど暗号資産企業が強い決済領域に銀行勢が参入し、国際送金やデジタル資産決済の手数料競争が激化する。
5

中国が外資配当の免税措置を廃止 外国人に20%の所得税

  • 中国財政省と国家税務総局は、外国人が外商投資企業から受け取る配当への免税措置を廃止し、20%の個人所得税を課す。
  • 新規則は2026年9月1日に施行された。これに伴い、1994年に導入されていた免税措置の該当項目も同日付で廃止となった。
  • 今後外商投資企業は配当金の支払い時に源泉徴収を行う。外国人株主や創業者が受け取る手取りの配当額は減少する。
6

DellがAIサーバー好調で業績見通しを上方修正 株価は約10%上昇

  • DellはAIサーバー需要の強さを受け、2027年度の業績見通しを再び引き上げた。発表後の株価は約10%上昇した。
  • Reutersによると、AI最適化サーバーの売上高見通しを前回の600億ドルから740億ドルへと上方修正している。
  • データセンターへの投資がPCメーカーの成長を牽引している。サーバー部品や冷却装置、電力関連企業にも受注機会が広がる。
7

Fervo EnergyがGoogleと過去最大の地熱電力供給契約を締結

  • Fervo EnergyはUtah州Cape StationからGoogleに396MWの地熱電力を供給する15年契約を結んだ。
  • 発電所は2028年の稼働を見込む。Googleは2030年6月までに約600MWの電力供給を追加できる。
  • データセンターは常時使える脱炭素電力を求めている。Fervoが長期収入源を得ることで、地熱開発への資金流入が促される。
8

4〜6月期の法人経常利益は過去最高も設備投資は低調 金利上昇が重荷に

  • 財務省の法人企業統計で2026年4〜6月期の経常利益は44兆6,668億円となり、四半期として過去最高を記録した。
  • ソフトウェアを含む設備投資は13兆250億円で前年同期比1.6%増にとどまり、利益の拡大に比べて伸び悩んでいる。
  • 金利上昇による借入コスト増で、工場更新や省力化投資の採算が悪化している。GDPの改定にも設備投資の動向が反映される。