富山県、大雨と雷及び突風に関する気象情報が更新

気象概況

北海道付近には低気圧があって、北陸地方は気圧の谷となっています。

富山県では、8日夜遅くにかけて気圧の谷や上空の寒気の影響を受けるため、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った強い雨の降る所がある見込みです。

また、これまでに降った雨が8月の平年の1か月の降水量を超えている地点があり、12時間降水量や24時間降水量などが観測史上最大を観測するなど記録的な大雨となった所があります。

これまでの大雨の影響で地盤の緩んでいる所があり、土砂災害の危険度が高まっている所があります。

11日から12日頃にかけて、西日本から東日本に前線が北上する見込みです。前線の動向によっては、11日は富山県で再び警報級の大雨となる可能性があります。

雨の実況

降り始め（7日01時）から8日16時までの降水量（アメダスによる速報値）

砺波 211.5mm

南砺高宮 203.5mm

魚津 199.0mm

高岡市伏木 194.5mm

宇奈月 191.5mm

氷見 178.0mm

富山 173.5mm

富山市秋ヶ島 155.0mm

上市町東種 154.5mm

朝日 137.0mm

雨の予想

8日に予想される1時間降水量は多い所で、

東部 20mm

西部 20mm

8日18時から9日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、

東部 30mm

西部 30mm

防災事項

東部では、引き続き8日夜遅くまで土砂災害に注意・警戒してください。

また、富山県では8日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。ひょうの降るおそれもありますので、農作物等の管理に注意してください。

補足事項

今後発表する防災気象情報に留意してください。

これで、「大雨と雷及び突風に関する富山県気象情報」は、終了します。