2026年8月10日 夜の注目すべきニュース

1

TSMCの26年7月売上高は44.7%増 AI需要で先端半導体が貢献

  • TSMCの2026年7月売上高は前年比44.7%増の新台湾ドル4675億8000万元となり、1〜7月累計も37.0%増えた。
  • 4〜6月期は2ナノ品がウエハー売上高の3%を占めた。AI向けを含む先端プロセスの旺盛な需要が収益を押し上げている。
  • 7〜9月期売上高は446億〜458億ドルを見込む。半導体製造装置や素材メーカーの受注環境を下支えする材料となる。
2

中国海運会社が北極海航路の欧州定期便を新設 スエズ迂回で時短へ

  • 中国系のSea Legend Shippingは、北極海航路を使う中国から欧州へのコンテナ定期便を2026年夏に始める。
  • 従来のスエズ運河経由より航海日数を短縮する狙いがある。2026年は8〜10月に週次運航を予定している。
  • 欧州向けの高付加価値品や越境ECで夏場の輸送選択肢が増す。季節運航とロシア航路の利用に伴い物流企業はリスク管理を担う。
3

オープンウェイトAIのサイバー能力が最先端の非公開モデルに肉薄

  • 英国AI Security Instituteは、主要オープンウェイトAIのサイバー能力が最先端の非公開モデルに近づいたと分析した。
  • GLM-5.2とDeepSeek V4-Proは4〜7カ月前の非公開モデルに近い結果を出した。2025年の差は6〜10カ月だった。
  • 重み公開モデルは改変で防御策を外されやすく、企業の防衛担当者が備える時間は短くなっている。
4

米戦争省が豪レアアース企業に4億ドルを支援 関連株が急騰

  • 米戦争省は、豪Sunrise Energy Metalsのスカンジウム鉱山整備に4億ドル、約640億円を支援する。
  • Trump政権は重要鉱物の中国依存を引き下げようとしており、今回の支援は20億ドル超の関連投資の一部となる。
  • スカンジウムは防衛や航空宇宙分野で使われる。Sunriseは資金調達の前進でSyerston計画を推進しやすくなる。
5

イランが安保トップを交代 ホルムズ海峡再開の交渉体制に変更

  • イランは最高国家安全保障会議のトップにモフセン・レザイを任命し、ムハンマド・バゲル・ゾルガドルを交代させた。
  • 世界の石油の約2割が通るホルムズ海峡の再開をめぐり、イランはオマーンとの間で暫定合意に向けた詰めを行っている。
  • トップ交代は交渉体制の変更を意味する。海峡の再開が遅れた場合、原油輸送費やエネルギー価格の不安定さが継続する。
6

ソニーFGが27年3月期を最終黒字に上方修正 債券売却損が縮小

  • ソニーフィナンシャルグループは、2027年3月期の最終損益予想を黒字に上方修正した。
  • 5月時点ではIFRS基準で160億円の最終赤字を見込んでいたが、生命保険事業における債券売却損が想定より縮小する。
  • 金利上昇に合わせた資産入れ替えの痛みが和らぐため、金融事業の収益回復を投資家が見やすくなる。