秋田県、大雨と強風及び雷に関する気象情報が更新

気象概況

低気圧が日本海にあって東へ進んでおり、3日朝にかけて東北地方に接近し、その後不明瞭になる見込みです。3日は一時的に西高東低の気圧配置となり、気圧の傾きが大きくなるでしょう。また、3日は東北地方の上空約5500mに、氷点下30度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込み、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。

このため、秋田県では、雨が雷を伴って強く降り、大雨となる所があるでしょう。雨雲が予想より発達した場合は、更に雨量が多くなるため、警報級の大雨となる可能性があります。また、沿岸の海上では、予想より気圧の傾きが大きくなった場合は、更に風が強まるため、警報級の北よりの風となる可能性があります。

雨の実況

降り始め（10月31日18時）から11月3日05時までの降水量（アメダスによる速報値）

鹿角市八幡平 104.0mm

本荘 102.0mm

男鹿 101.5mm

矢島 100.5mm

仙北市田沢湖高原 99.0mm

雨の予想

3日に予想される1時間降水量は多い所で、

沿岸 20mm

内陸 20mm

3日6時から4日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

沿岸 40mm

内陸 40mm

風の予想

3日に予想される最大風速（最大瞬間風速）

沿岸 海上 18m （30m）

沿岸 陸上 13m （25m）

防災事項

秋田県では、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があります。3日夕方にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうによる農作物や農業施設等への被害に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。沿岸の海上では、3日昼過ぎにかけて、北よりの強い風に注意・警戒してください。

補足事項

今後発表する防災気象情報に留意してください。

土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル（危険度分布）に関しては「気象庁ホームページ」などを確認してください。

これで、「大雨と強風及び雷に関する秋田県気象情報」は終了します。