3,300万人が被災、パキスタンの洪水はなぜ大惨事になったのか?

公開日 2022年09月01日 11:15,

更新日 2022年09月07日 14:49,

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6月から続く記録的な降雨量によって、パキスタンの洪水被害が拡大している。国土の3分の1が冠水した他、人口の15%にあたる3,300万人が被災し、これまでに死者1,100人・負傷者3,500人をそれぞれ超えている。

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、1億6,000万ドルの緊急支援を要請した上で、気候変動との戦いの強化を訴えた

同国の壊滅的な被害に対して、米国政府は3,000万ドルの支援を決定しており、EUも180万ユーロを拠出。日本政府は、テントなどの緊急援助物資の拠出を明らかにしている。

過去数年間にわたって、日本も含めた世界中で洪水・冠水をはじめとした大規模な水害が報じられている。またカナダ・バンクーバーの水害が、世界でポテト不足を引き起こしたことも記憶に新しい。

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しかしながら、こうした数多くの水害と比しても、今回のパキスタン洪水がもたらす被害は甚大になると懸念されている。

なぜ被害はここまで拡大し、今後もより悪いシナリオが想定されているのだろうか?

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著者
編集長
1989年東京都生まれ。2015年、起業した会社を東証一部上場企業に売却後、2020年に本誌立ち上げ。早稲田大学政治学研究科 修士課程修了(政治学)。日テレ系『スッキリ』月曜日コメンテーターの他、Abema TV『ABEMAヒルズ』、現代ビジネス、TBS系『サンデー・ジャポン』などでもニュース解説をおこなう。関心領域は、メディアや政治思想、近代東アジア、テクノロジー時代の倫理と政治など。わかりやすいニュース解説者として好評。
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