ウクライナ、どのような国か?知っておきたい基本データ

公開日 2022年03月25日 21:47,

更新日 2022年03月29日 19:32,

有料記事 / 政治・国際関係

2月24日、ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始して以来、1ヶ月近くに渡って両軍の激しい攻防が続いている。米国やEUなどの国際社会は、ロシアに対する厳しい経済制裁に踏み切った他、ウクライナへの軍事支援を続けている。

侵攻前、ロシアのプーチン大統領はウクライナについて「ウクライナは、正統性ある国家を有したことはなく、現在も安定した国家は存在してない」と述べた上で、「現代のウクライナは、完全にロシアによって生み出され、具体的に言えば、共産主義ロシアのボルシェビキによる産物だ」と主張した。こうした発言に根拠がないことは、多くの論者によって指摘されているものの、プーチン大統領やロシア政府関係者は、こうした主張を繰り返している。

そもそもウクライナとはどのような国であり、歴史的にロシアとどのような関係を持ってきたのだろうか? 3回のシリーズを通じて、その基本的データや歴史的経緯などを概観しつつ、両国の関係や複雑な立ち位置を見ていく。

ウクライナの人口・面積

ウクライナは、ロシアやポーランド、ベラルーシなどと国境を接する東ヨーロッパの国家だ。約4,300万人の人口を抱えており、ドイツ(8,300万人)やフランス(6,700万人)よりは小さいものの、スペイン(4,700万)に匹敵する人々が暮らしている。

最新のデータである2001年の国勢調査によれば、ウクライナには 77.5% のウクライナ人、17.2% のロシア人、1.1% のルーマニア人およびモルドバ人などが暮らしている。2014年にロシアにより併合されたクリミア半島や東部の国境付近にはロシア人が多く暮らしており、たとえばクリミア半島は人口の過半数58.3%がロシア人となっている。

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著者
編集長
1989年東京都生まれ。2015年、起業した会社を東証一部上場企業に売却後、2020年に本誌立ち上げ。早稲田大学政治学研究科 修士課程修了(政治学)。日テレ系『スッキリ』月曜日コメンテーターの他、Abema TV『ABEMAヒルズ』、現代ビジネス、TBS系『サンデー・ジャポン』などでもニュース解説をおこなう。関心領域は、メディアや政治思想、近代東アジア、テクノロジー時代の倫理と政治など。
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