シニアリサーチャー
北海道大学大学院農学院博士後期課程。専門は農業政策の決定過程。一橋大学法学部卒。

記事一覧

物流をめぐる2024年問題とは何か?トラックドライバーの長時間労働是正がもたらす変化

有料記事 / 政治

日本の物流網をめぐる情勢が緊迫感を増している。来年4月以降、我々の手元へ迅速にモノが届きにくくなる可能性が高まっているのだ。9月28日には岸田首相が東京都大田区の運送会社を視察し、10月末までに物流の···

気候変動でシャンパンはどう変わるのか?味わいにも変化が

有料記事 / 国際

2023年7月は、世界の平均気温が史上最も高くなる「世界で最も暑い月」となった。気候変動が世界各地で猛威をふるうなか、食料生産にも大きな影響が生じている。たとえば、酪農地帯の北海道では、今夏の記録的な···

なぜ世界の平均気温は、2℃上昇する "だけ" でも深刻なのか?

有料記事(無料プレゼント中) / 環境

2023年8月8日、EUの地球観測当局・コペルニクスプログラムは、2023年7月が「世界史上、最も暑い月」になったと発表した。同プログラムによると、2023年7月の世界の平均気温は16.95℃で、これ···

なぜ政府は「反対」を押し切り、処理水の海洋放出を決めたのか?

有料記事 / 政治

東京電力は8月24日13時ごろ、福島第一原子力発電所に保管していた処理水の海洋放出を開始した。今回、海に放出されるのは、多核種除去設備(通称:ALPS)によって、高濃度の放射性物質を含む汚染水からトリ···

宇宙太陽光発電とは何か?発電出力は原発級も、輸送コストなどに課題

有料記事 / 社会

2023年6月、米・カリフォルニア工科大学(カルテック)は、マイクロ波を使って宇宙空間から地上にエネルギーを送ることに成功したと発表した。これは、宇宙太陽光発電の実用化に向けた実験のひとつだ。宇宙太陽···

気候変動訴訟とは何か?近年急増も、因果関係などに限界も

有料記事 / 環境

6月12日、米・モンタナ州で16人の青少年を原告とする「気候変動訴訟」の審理が始まった。原告は、同州の化石燃料産業に関する政策が、「清潔で健康的な環境」を保障した州憲法に違反しているとして訴えを提起し···

エルニーニョとは何か?世界の気温が史上最高になるおそれも

有料記事 / 環境

6月9日、気象庁は「エルニーニョ現象が発生しているとみられる」と発表した。エルニーニョ現象は、赤道に近い東太平洋の海面水温が平年よりも高くなる現象で、世界各地に異常気象をもたらす "元凶" として知ら···

空気からCO2を回収する技術 DAC に熱視線=JPモルガン、Microsoft も取引する Climeworks とは?

有料記事 / テクノロジー

スイスを拠点に DAC の開発を進めるスタートアップ、Climeworks への注目が高まっている。DAC は Direct Air Capture(ダイレクト・エアー・キャプチャー)の略で、空気から···

核融合発電とは何か?夢のエネルギーは実現するのか、その仕組や課題

有料記事 / テクノロジー

「地上に太陽をつくる技術」こと、核融合発電への注目度が高まっている。きっかけの1つは、米・Microsoftの動きだ。5月10日、同社は核融合発電スタートアップのHelion Energyと電力購入契···

線状降水帯とは何か?なぜ増加?各地で甚大な被害、ただし予測精度は25%ほど

無料記事 / 社会

今月8日、気象庁はスーパーコンピューター「富岳」を活用した線状降水帯の発生予測実験を開始した。背景にあるのは、甚大な被害をもたらす線状降水帯に対する警戒感の強まりだ。今月2日にも、東海地方を中心とする···

なぜ Microsoft は「CO2の埋蔵」を支援しているのか?

有料記事 / テクノロジー

米・Microsoftが、CCSと呼ばれる技術への支援を強めている。同社は2021年に、ノルウェーのスタートアップなどとCCSを共同で開発する旨の覚書(MOU)を締結した。先月には、デンマーク政府も当···

政府、花粉症対策を本格化へ = なぜ今?今後の見通しは?

有料記事 / 社会

政府が、花粉症対策のギアを急速に高めている。4月14日、政府は「花粉症に関する関係閣僚会合」を設置した。岸田首相は花粉症について「我が国の社会問題」と指摘し、30年後の花粉発生量の半減を目指す政府対策···

なぜ北海道でヒグマ被害が拡大しているのか?政策転換、農業の変化、法規制の影響も

有料記事 / 社会

北海道でヒグマによる被害が拡大している。5月14日には、道北部・幌加内町の朱鞠内湖で、釣りをしていた男性がヒグマに襲われ死亡した。家畜が襲われるケースも頻発している。道東部の標茶町や厚岸町では、201···

電気料金の値上がりは続くのか?政府、規制料金の値上げを決定

有料記事 / 社会

5月19日、政府は電力各社からの電気料金(規制料金)の値上げ申請を認可した。この決定によって、6月1日から電気料金の値上がりが拡大する。電気料金には、政府によって上限が規制される「規制料金」と、事業者···

水素エネルギー、なぜ注目?日本の強み大きい一方、世界から批判も

有料記事 / 環境

エネルギー源としての水素に大きな注目が集まっている。日本政府は2017年に「水素基本戦略」を策定していたが、岸田政権は先月、同戦略を改定する方針を発表。2040年までの水素導入目標を引き上げ、水素サプ···

なぜ日系自動車メーカーは中国市場で売上を減らしたのか?加速する中国のEVシフト

有料記事 / 国際

日系自動車メーカーが、中国市場で苦戦を強いられている。2022年、大手3社(トヨタ、日産、ホンダ)の中国市場での自動車販売台数はいずれも前年比マイナスとなった。中国は世界最大の自動車市場を有し、各社に···

なぜ地方議会で無投票当選が増加しているのか?深刻化する議員のなり手不足

有料記事 / 政治

今月、4年に1度の第20回統一地方選挙(*1)が投開票を迎える。今月9日には道府県と政令指定都市の首長および議会議員選挙が、同23日には政令指定都市以外の市町村で首長および議会議員選挙が投開票となる。···

首都直下地震は、いつ起きるのか?予想される震度・被害は

有料記事 / 社会

政府は将来予想される大規模地震について、その発生確率を公表している。なかでも、今後30年以内の発生確率が70%とされ、首都圏への甚大な被害が予想されるのが首都直下地震だ。首都直下地震とは、南関東を震源···

南海トラフ地震は、いつ起きるのか?予想される震度・被害は

有料記事 / 社会

2万人以上が死者・行方不明者となった東日本大震災から12年が経った。東日本大震災と同様に、津波による甚大な被害が懸念されているのが、南海トラフ地震だ。南海トラフ地震では、最悪の場合、死者数は20万人以···

なぜEUは、エンジン車の新車販売を一転して認めたのか?日本への影響も

有料記事 / 国際

EUの自動車政策に注目が集まっている。内燃機関(エンジン)を搭載する乗用車などの新車販売を禁止する方針が、条件付きながら撤回されたためだ。EUは、2050年までの温室効果ガス排出量の実質ゼロ達成を目指···

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